2年生のデータの活用領域では、箱ひげ図を使って、複数のデータ分布の傾向を比較して判断する学習を行います。かつてはグラフを作成することが学習のメインとなっていたこともありましたが、この単元では特に「傾向を比較して分析すること」が重要になります。

そこで、グラフの作成をタブレットを使って行い、「傾向を比較して分析すること」の考察をグループで話し合う学習を行いました。

今回は、「傾向を比較して分析する」練習のため、北海道内の平年の気温のデータと、日本の5つの都市の気温のデータを用いました。

「スグラパ」というアプリにデータを入力すると、簡単に箱ひげ図を作成してくれます。

北海道の5つの都市のうち、3つの都市の傾向が似ていることに気づいたグループは、それがなぜなのかを考察しようと、「稚内市ってどこにあるんだっけ?」とGoogleマップで稚内市の位置を確認し、「3つの都市の位置がそれほど離れていないからだろうか」などと仮説を立てていました。

主張したいことの根拠を数学的に説明するのがこの学習の一番大切なところです。

日本の5つの都市のうち、札幌市だけ分布の傾向が異なることについて、グラフから読み取れる特徴を考察し、どのように説明すれば説得力があるか考えています。