令和4年、小金井市立緑中学校は開校50周年を迎え 11月4日、緑中学校体育館にて50周年記念式典を執り行いました。

小金井市緑中学校 校長 金井 誠

開校50周年に向けて

1972年(昭和47年)、札幌オリンピック、沖縄返還、日中国交正常化と国際的にも大きな出来事がいくつも起きたこの年の4月、緑中学校は誕生しました。生徒数349名で歩み始めた緑中の卒業生は、これまで、11,541名、政治、経済、芸能等、様々な分野に活躍の場を広げています。

ひと口に50年と言っても、その歴史の重みは大変なもので、そこには先人たちの知恵や工夫、苦しみ、悲しみ、そして喜びがありました。その象徴がBIG貼り絵であり、合唱であって、今日、それらは緑中の伝統となって、生徒一人一人の中に脈々と受け継がれています。

世界的なコロナ禍の中で、迎えた50周年、まだまだ先の見えない中で、伝統を守り発展させていくことの難しさに直面しました。新たな技術、学び方を身に付け、効果的に活用していくことで、この難局を乗り切り、次の世代を育てていくことが大切であることを知りました。思いやり、想像力、社会貢献の精神、たくましさを、誰にも負けぬ愛情を注ぎ続けることで生徒に身に付けさせていく、これが緑中の使命であることを知りました。

保護者の皆様、地域の皆様、緑中学校を見守ってくださっている全ての皆様のお力をお借りしながら、緑中は次の50年も邁進してまいります。引き続きのご指導、ご鞭撻をどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

~開校50年周年記念誌「50年のあゆみ」より抜粋~